M老人福祉施設の改修

住み心地よく、働きやすい、みんなの「家」であり「街」のような施設。
　特別養護老人ホームの改修プロジェクト。約90床の多床室型の特別養護老人ホームを改特別養護老人ホーム・ショートステイ・小規模多機能型居宅介護の複合施設として、心地よい日常生活の場となるように改修を行いたい。
　利用者が日々を心地よく思い思いに過ごせるように、いろいろな居場所のある施設を目指している。土を触ると落ち着く方にとって「畑」のようなテラス。歌が好きな職員とそれを楽しむ方にとって「ステージ」のようなデイルーム。友達とおしゃべりを楽しむ方にとって「カフェ」のような窓辺。ゆっくりと心落ち着ける「自分の部屋」のような個室。いろいろな居場所によって、全ての人にとって、これまで暮らしてきた家と慣れ親しんだ街のような場となることを目指して、利用者と職員との対話を通して改修デザインを進めている。